2022年に200校?国際バカロレアを聞いたことはありますか?
「教育の目標は知識の獲得ではなく、多様な考え方で発揮できる知力を育成することである」
これは、国際バカロレア初代事務総長のアレック・ピーターソンが述べた言葉です。
そんな国際バカロレア教育は、2022年までには200校に増やす計画と国際教育の新たな学びとして人気になっています。
今回は、そんな国際バカロレアが人気になっている背景や国際バカロレアの特徴について、簡単にご紹介します。
国際バカロレアが熱い!
「教育の目標は知識の獲得ではなく、多様な考え方で発揮できる知力を育成することである」これは、国際バカロレア初代事務総長のアレック・ピーターソンが述べた言葉です。
そんな国際バカロレア教育は、2022年までには200校に増やす計画があるなど、効力が認められじわじわと人気が出てきている教育です。
今回は、そんな国際バカロレアが人気になっている背景や国際バカロレアの特徴について、簡単にご紹介します。
皆さんは「国際バカロレア(International Baccalaureate、以下略称「IB」を使用します)」という言葉を聞いたことがありますか?この質問を5年前にしたとするならば、教育関係に携わっていないほぼすべての人が「知らない」と答えたのではないでしょうか。
▽ ポーランドで国際バカロレアに合格し、喜ぶ生徒たち。引用:国際バカロレア機構公式インスタグラム
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最近でこそ後述の通りIBへの注目が高まりはじめたこともあり、「名前を聞いたことはある」という人も増えてきたが、その中身を具体的に理解している人はまだまだ数少ないでしょう。
それもそのはず!日本におけるIB認定校の多くはインターナショナルスクールで、このうち学校教育法第一条に規定されている学校(所謂「一条校」)はまだまだ数は少ないのです。
一条校で、IB校を増やそう、というのがいまの文科省の取り組みです。平成25年度学校基本調査によれば、日本の一条校の高校は4,981校です。IB200校は高校に限りませんが、2-3%、100校から150校の高校をIB校に、ということかと思います。
少し歴史を紐解きます。まず2012年6月に「グローバル人材育成推進会議」が国際バカロレア資格校を5年以内に200校にするよう提言しました。
これを受けて2013年、安倍内閣による日本再興戦略において、「2018年度までに国際バカロレアのDP(高校レベルにおけるIB資格)校を200校にする」という目標が改めて明記されました。
そして文部科学省は、この意欲的な目標を達成するため、IBと協力して一部を日本語で教えることを可能とするデュアルランゲージ・ディプロマプログラム(「日本語DP」)の開発を発表しました。
▽ 星出彰彦宇宙飛行士は、国際バカロレアで学びました。国際バカロレア機構も公式にインスタグラムでミッションを遂行している動画を公表しています。
引用:国際バカロレア機構公式インスタグラム