バイリンガルは、知的発達の遅さや情緒の不安定さという説も?
本記事は、アオバジャパン インターナショナルスクール理事で現在、ムサシインターナショナルスクールトウキョウの理事長の宇野令一郎氏が子どもにバイリンガルになって欲しい、という保護者向けに執筆した記事です。
「バイリンガルへの道」連載は、こちらです。
① 留意すべきポイント
② メリットと手法とは、本ページです。
③ バイリンガル先進国カナダの事例
バイリンガルは、知的発達の遅さや情緒の不安定さという説も?しかし、英語とフランス語のイマ―ジョン教育を古くから実施してきたカナダで、バイリンガルの子どものほうがモノリンガル(ひとつの言語)よりも知的に優れていたとの研究を皮切りに、バイリンガルのほうが知能が発達したという研究が増えています。

現在、バイリンガルはモノリンガルよりも、ある程度認知的に有利であるという方向が出ています。
具体的には、バイリンガルはモノリンガルと比べ、以下の4点に優れると言われます。
1.異言語や異文化に対し、オープンマインドである。
2.他人の気持ちを察する力に優れる
3.思考の柔軟性、創造力に優れる
4.知的発達にプラスの影響がある