連載 バイリンガルへの道 ②メリットと手法とは

そして会話力を土台にして読み・書きの力を伸ばしていきます。

読み書きの力を伸ばすには、読み聞かせ、音読、作文が効果的です。が、読み書きは、幼児期は後回しでよいと考えてください。

2.英語の触れる「質」と「量」、両方が大事

身も蓋もない話ですが、言語は、触れた時間に応じて言語力が伸びていきます。

そのため一定量の英語に触れる時間が必要です。

言語学者の中島和子さんは、「日常不自由しない語学力を身につけるには、5,000時間が必要」と述べています。

そしてこの5,000時間も、リスニングだけならば、スピーキングの基礎はできるとしても、スピーキングそのものが伸びることはありません。

5,000時間という数字は、我々が運営しているアオバジャパンやリトルエンジェルスにおいて、年少から入学した日本人子女が、小学校2-3年生レベルで英語と日本語が同レベルになるタイミングとも、概ね合っています。

5,000時間を積み上げいくことで「バイリンガル」に。

3.継続は力なり

さて、5,000時間を達成したとします。
乳幼児期は誰もが語学の天才と言えるのですが、忘却することの天才でもあります。

せっかく習得した語学力も、継続しなければ徐々に弱っていきます。

一度獲得したら忘れ難い運動技能とはまた違った忘却曲線をたどる。従って、何より継続が重要となるのです。

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アオバ&MIST 宇野令一郎
アオバ&MIST 宇野令一郎 ムサシインターナショナルスクール・トウキョウ(旧リトルエンジェルス・インターナショナルスクール)理事長、アオバジャパン・インターナショナルスクール理事、熊本大学大学院教授システム学専攻非常勤講師。カナダ・McGill大学経営大学院(MBA)、熊本大学大学院(教授システム学修士)、慶応義塾大学経済学部卒業。2009年より現在まで、プリスクールからオンライン大学まで9つのスクールの設立や学校再生に関わる。 (株)東京銀行(現、三菱東京UFJ銀行)入社後、海外留学等を経て、アジアと国内の投融資事業に従事。2009年よりBBT参画。BBT大学設立準備、初代学部事務局長。2011-2014年、日本eラーニングコンソーシアム理事。2013年よりアオバジャパン・インターナショナルスクール参画。2019年、文部科学省IB教育推進コンソーシアム立ち上げにあたり、発起人。共訳:『学習意欲をデザインする』(北大路書房)、共著:『グローバルに通用する異能を開花する(2015)』「答えのない世界-グローバルリーダーになるための未来への選択(2017)」「自ら人生の舵を取れ(2018)」「21世紀を生き抜く「考える力」(2020)」(ビジネス・ブレークスルー出版)。