”知的欲求は人間の本性に根ざしたものだ” アリストテレス
AIが本格的に活用されるようになる近未来に、どのような教育が必要かの議論は、すでに数多く出ています。
2020年より本格施行される文部科学省の示す次期学習指導要領もその一つの結果ですし、情報社会(Society 4.0)に続く、デジタルを中心とした未来社会としてのSociety5.0とそれに向けた人材育成の議論など、様々な議論を見ることができます。
これらの未来を見据えた議論から逆算して、21世紀を生きる日本の子どもたちが、どのような学びを経験するべきか、以下の3つのキーワードで考えてたいと思います。
-STEAM(21世紀の基礎素養)
-好奇心(あらゆる学びの着火剤)
-英語(世界中でコミュニケーションできる)
まずはSTEAMから。
STEM/STEAM
「STEM(ステム)教育という言葉を聞いたことがありますか」と保護者に尋ねると、3割程度の方がYesと答えます。この手の話題が浸透しているインターでもこの程度ですので、まだまだ知らない方がが多いのではないかと思います。
STEMは”Science, Technology, Engineering and Mathematics”の頭文字を使った用語で、今後一層重視すべき分野として21世紀初頭より注目されてきた概念です。
米国では、2011年のバラク・オバマ大統領による一般教書演説において、STEMが21世紀に身につけるべきスキルとして強調されました。その後、多くの資金がSTEM分野に投入され、これらの分野を通じた問題解決型学習・プロジェクトベース学習が推進されてきました。